越谷の久伊豆神社に行ってきました!!
鳥居が3つあり、それぞれ距離がありました。長かったです。
注連縄です。
超目前に川(元荒川)が流れていて、注連縄がかかっている木と川は本当に想像以上に目と鼻の先という感じでした。すごい近い!
しかも、初めて見たのですが樹木に堂々とした注連縄(しめなわ)がかかっていて樹木がしっかり引っかかるように縄を受け止めているのです。
縄を受け止めるように育ったのですか?というくらいジャストな樹木に驚きました。自然ってすごいなぁ~と改めて感じます。
どうやったら偶然でもあんなにきれいに育つのだろうか…やはり神様の意志で木の成長も操れるのだろうか?とかちょっと考えてしまうくらいです。
最初から見応えがあります。
橋から渡ってきてちょっと下がったところにあり距離感が近かったです。
すぐに第一鳥居がありました。
注連縄で若干距離感が近かったので第一鳥居の立派さに圧倒されました。
最初油断させておいて本気を出してくるパターンですね。
とても厳格な雰囲気になり、くぐるときに少し気持ちが引き締まりました。
行ったときには額の真ん中の文字と縁取りに注目してみてください。
更に進んでいくと第二鳥居に差し掛かります。
第一鳥居から少し距離があるように感じました。
寒かったから余計でしょうか?
道すがら白いハトと灰色のハト。ハトと色々な場所で会えました。和みます。
平和の象徴ですね。
めちゃくちゃ天気に恵まれて、第三鳥居が映えます。
とても立派で重厚感があります。一目で歴史を肌で感じられそうなくらい威風堂々とした鳥居でした。
それもそのはずHPで確認した所、伊勢神宮より撤下された古材を使用しているそうです。納得です。
周りには出店が出店していて少し賑やかな雰囲気でした。
手水舎が仮設で設置されていました。
手水舎のすぐ後ろあたりに御霊水があります。飲んでも大丈夫との事です。
しっかりと手を洗い、清めてからいよいよ参拝です。
正面から見て右の狛犬
子供がいて負担にならないように手を浮かせているような姿です。
「子取り」と言われるお姿
子供に手をつけて彫るのが多い中、浮かせて子供もしっかりと彫ってあるので浮かし彫りではないかと思われます。
正面から見て左の狛犬です。
鞠を持っているような姿です。
「玉取り」と言われるお姿
ついに拝殿です。
私個人の感想としては、朱色がキレイでハッキリとした色合いです。酷く色が褪せている感じはありませんでした。灯篭のようなものがオシャレで、なんとなく中国の異国感を感じさせるような作りでした。
屋根の下の部分も手を抜いておらず
朱色と白の色合いがとても美しいです。
職人さんが細かい所まで丁寧に拘って作ったのだろうなというのが随所に散りばめてありました。
埼玉県加須市の玉敷神社が総本社でかつて「久伊豆神社」と称されていたそうです。元荒川の流域を中心に分布していて越谷には他に7社もあります。
「クイズ」とも読める為クイズ神社とも親しまれ関係者が参拝するそう。正しくクイズ的な読み方の発想ですよね。
拝殿から裏手側に行く通り道とそこから見える本殿
空気が変化してどことなく京都の静けさと神聖さを感じるような雰囲気です。
境内摂末社 全部で12社あります。裏手には7社ありました。
お参りしたその神様の方の御神徳を賜れます。
また、藤の花がきれいに咲き誇る藤棚があります。埼玉県の天然記念物に指定されております。万葉集にも藤の花について登場するくらい昔から親しまれている藤の花。現在は、鬼滅の刃でも登場して印象深いですよね。
その歴史は遡ること天保8年(1837)に越ケ谷町の住人、川鍋国蔵さんが下総国流山から樹齢50余年の藤を舟で運び植樹したといわれ、現在、樹齢200年の古木と言われているそう。
天保8年と言えば大塩平八郎の乱があった激動の時代の印象ですが、下総国流山は現在では千葉県流山市みたいです。今では最短距離で歩いて15kmの3時間かかる道のりとはいえ舟で手漕ぎでどのくらいかかったのか…苦労が計り知れない…
しかも樹齢50年を舟に乗せて樹齢50年なら結構育っていて重量もそれなりにあったのではないかなと思われるのですが、川鍋国蔵さんがどうして藤を持って帰ろうと思ったのかの経緯は調べたのですがわかりませんでした。ドラマがありそう。
でも、その時持って帰ってきた藤の花が今も毎年4月~5月頃キレイに咲き誇っているというのはとても感慨深いです。
今年は、私も藤を見にまた訪れたいと思います。
みなさんも、是非一度訪れてみてください。